こんにちは。就労継続支援B型事業所「わっはっは」で生活支援員をしている松井です。
ここ数年で、生成AIは一気に身近になりました。
その中でも最近よく話題に上がっているのが、GoogleのAI「Gemini」のアップデートと、新しく触れるようになったモデル「NanoBananaPro」です。
名前だけ聞くとちょっとふざけているようにも感じますが、中身はかなり真面目です。
この記事では、
- NanoBananaProを触ってみて「ここ変わったな」と思ったポイント
- 実際に「年末年始の休業案内チラシ」を作ってみたときの流れ
- 現場目線で感じたメリットと注意点
を、あまり難しくなりすぎない範囲でまとめてみます。
1. NanoBananaProで「おっ」と思ったところ
いわゆる「へんてこな文字」がだいぶ減った
画像生成AIあるあるとして、テキスト入りの画像を作ろうとすると、
- ぱっと見は日本語だけれど、よく見ると字形が妙
- 漢字と仮名の組み合わせが微妙におかしい
といった「へんてこな文字問題」がよくありました。
NanobananaProでは、このあたりがかなり改善。
このブログのサムネイルもNanoBananaProで生成しました。
(キャラクターはわっはっはの講師である坂上さんがAIを活用して制作されたものを使用させていただいております。)
指示をすれば、グラデーションもバッチリですよね。
レイアウトのバランスが良くなった
もう一つ感じたのは、レイアウトの安定感です。
以前のモデルだと、
- タイトルや本文がなんとなく詰まり気味
- 情報は載っているけれど、視線の流れが悪くて読みづらい
といったことがよくありました。
NanoBananaProでは、
- タイトル・本文・日付・連絡先などの位置関係が自然
- 余白のとり方も極端になりにくい
- 色づかいも、よほど変な指示をしない限り大きく崩れない
といった点が改善されていて、「あと一歩、人が整えればそのまま使える」案が出てくることが増えました。
2. 年末年始のお休み案内チラシを作ってみた
せっかくなので、実務に近いケースで試してみました。
年末が近づくと、「わっはっは」でも年末年始の休業案内を利用者さんやご家族にお伝えする必要があります。
そこで今回は、NanoBananaProを使って 「年末年始休業のお知らせチラシ」 のデザイン案を作ってみました。
まず人間側でざっくり設計
AIに丸投げする前に、次のような点を簡単に整理しました。
- タイトル:
冬季休業のお知らせ - 入れたい内容:
休業期間、わっはっはのロゴ - 背景:
年末年始を思わせるモチーフ
「何をどう伝えたいか」を先に決めておくと、AIから出てくるデザインの質がだいぶ変わります。

Geminiに条件を伝えて生成
整理した条件を文章にしてGeminiに入力すると・・・

出来ました!
何度か修正プロンプトを出しましたが、短時間でこのクオリティが出せるなら万々歳ではないでしょうか!

修正指示の中には、「ロゴを差し替えて」といったものもありましたが、問題なくスムーズにこなしてくれましたね!
使ってみて感じたこと
実際に触ってみて、次のような印象が残りました。
- 0からレイアウトを考える負担が減る
白紙からチラシを作るより、「AIが出してきた案をベースに直していく」ほうが、心理的にも作業的にも楽です。 - デザインが得意でない人でも関わりやすい
完成形をいきなり作るのではなく、出てきた案に対して「ここは読みやすく」「ここを強調したい」と意見を出す形なら、参加しやすいと感じました。 - とはいえ、最終チェックは人間の仕事
日付の間違い、敬語のニュアンス、事業所として避けたい表現などは、やはりAI任せにはできません。
たたき台以上の働きをしてくれるように進化していると感じましたが、人間のチェックは大事です。
おわりに
これまで、生成AIは「面白い画像を作るためのもの」という位置づけで捉えがちでしたが、NanoBananaProを使ってみると、
「日々の業務を一緒にこなす相棒」
のような存在に近づいてきていると感じました。
今後も、利用者さんとの創作や事業所内の業務の中で、
どこまで任せて、どこから人が手を入れるのがちょうど良いのかを探りながら、うまく付き合っていければと思います。
GeminiやNanoBananaProに興味のある方は、ぜひ一度試してみてください。
「デザインの出発点を作るツール」としても、想像以上に頼りになるかもしれません。
もし、「試してみたいけど、AIは難しそう…」と不安な方は!
ぜひ一度、就労継続支援B型事業所わっはっはへお越しください!
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