1日の終わり、体と心に溜まった疲れをそのまま持ち越していませんか?
「今日も疲れたな…」「明日も早いのに体が重い…」「なんだかスッキリしない…」
そんな毎日の小さな不調を、たった10〜20分の簡単なケアでリセットできる方法があります。
このガイドでは、あなたの疲労度に合わせて選べる4つのプログラムをご用意しました。難しい技術は一切不要。自宅で、今すぐ、誰でもできる内容です。
大切なのは「完璧」ではなく「続けること」
毎日少しずつでも体をいたわる時間を作ることで、疲れにくい体づくりと質の良い睡眠、そして翌朝の軽やかさを手に入れましょう。
目次
0. はじめに(30秒)

- いまの体調を3段階で判定:
ライト=少し凝り/ややだるい、スタンダード=しっかり凝り/重だるい、ディープ=全身ぐったり・むくみ強め - 目的を1つ選ぶ:①肩首 ②背中腰 ③脚むくみ ④心を落ち着かせる
モジュール一覧(組み合わせて使う)
A. 呼吸リセット(1〜2分)
- 椅子or仰向け。4秒吸う→6〜8秒吐く×6〜8呼吸
- 口をすぼめて細く吐く or かすかにハミングして吐く(自律神経オフへ)
B. 首・肩リリース(3分)
- 首を左右に倒す:各20秒×2
- 肩回し:前後各8回
- 胸ひらき(手を後ろで組むorタオル胸の下に当てて仰向け):40秒
C. 背骨・腰モビリティ(4分)
- キャット&カウ:8回(呼吸に合わせゆっくり)
- 子犬のポーズor壁胸開き:40秒
- 仰向けツイスト:左右各40秒
D. 股関節・脚(むくみ対応)(5分)
- ランジで股関節前:左右各40秒
- もも裏(座位片脚前屈):左右各40秒
- ふくらはぎ(壁押し):左右各40秒
- 仕上げに足首ゆっくり回し:左右各10回
E. 目・手首・前腕ケア(2分)
- 目:遠近交互フォーカス10回
- 手首屈伸ストレッチ:掌/甲それぞれ左右20秒
- 指グーパー10回、前腕軽くさする
F. クールダウン(2〜3分)
- 仰向けで腕を少し外に、息を長く。最後に3回だけ深呼吸
- 「今日も終わり」と心で区切る
疲れタイプ別・完成レシピ
1) ライト(合計10分)
- A 呼吸 1分
- B 首肩 3分
- C 背骨腰 3分
- F クールダウン 3分
仕事の余韻が残る程度の日。翌朝の軽さを狙うミニ版。
2) スタンダード(合計15分)
- A 呼吸 2分
- B 首肩 3分
- C 背骨腰 4分
- D 脚 5分
- F クールダウン 1分
凝り+下半身の重さがある日。上半身と脚の“循環”を両取り。
3) ディープ(合計20〜22分)
- A 呼吸 2分(長め吐く)
- D 脚 7分(ふくらはぎ→もも裏→股関節)
- C 背骨腰 5分
- B 首肩 3分(軽め)
- F クールダウン 3〜5分(照明を落とす)
全身ぐったり・むくみ強い日。まず足→背骨の順で回復ギアへ。
4) 目と腕を酷使した日(合計12〜15分)
- A 呼吸 1分
- E 目手首前腕 2分
- B 首肩 4分
- C 背骨腰 3分
- F クールダウン 2〜5分
画面作業後の“上半身前側の縮み”を開放。
強度調整のコツ
- “痛み手前で止める”が正解。伸ばし痛はNG、気持ちよい張りまで。
- 反動は使わず、息を吐くときに1〜2cmだけ深める。
- 片側差が大きい日は、固い側を1セット追加。
- 体が冷えている日は、最初に肩・腰を30秒温め(シャワーor湯たんぽ)→伸びが段違い。
終了の合図(できている目安)
- 肩が下がる/ため息が減る/足がポカポカする/呼吸が静かになる
- どれも感じにくい日は、A呼吸を2分だけ追加して終了
よくある不調→優先モジュール
- 首肩ガチガチ:B→C→F
- 腰重い:C→D→F
- 脚パンパン:D→C→F
- 頭が冴えすぎる:A→C(ツイスト長め)→F
安全メモ
- しびれ・鋭い痛み・めまいは中止。楽な姿勢で呼吸だけに切替。長引く場合は専門家へ。
- 高血圧・めまい体質は、頭の位置を急に下げすぎない(前屈を浅めに)。