はじめまして、ミドリ、と申します。
2025年10月から、「わっはっは」に通所させてもらっております。
通所までの「いきさつ」と今後の展望を記事にさせていただきました。
はじめに
50代を目前に控え、障害を抱えながら新しい一歩を踏み出すのは、本当に勇気がいることですよね。 私も同じです。48歳という年齢で、小学生の息子と高齢の母を支える日々。将来の自分を想像しては「今からでも間に合うだろうか」と不安になることがありました。 「今の私にできることは何だろう?」 そう考えた私が選んだのが、IT特化型の就労継続支援B型事業所「わっはっは」でした。 PC超初心者だった私が、なぜ40代後半でここを選び、どのように通い始めたのか。 育児や介護と両立しながら、人生の後半戦に向けて前向きに変わっていく私の日常を、ありのままにお伝えします。
1. 24歳での挫折から、30代の「クローズ就労」という闘い
私の歩みは、目に見えない病との長い戦いの連続でした。
24歳で「神経症」と診断されました。しかし、その後も「自立したい」という一心で病を隠して働き続け、誰も知らない土地での正社員採用と一人暮らしに挑戦しました。
しかし、やはり無理がたたったのでしょう。27歳の4月、私は再び退職を余儀なくされました。その時、主治医から告げられた診断名は「統合失調症」でした。

2. 27歳から30歳まで。診断名を受け入れ過ごした「のほほん」の3年間
診断名を知った時、私は覚悟を決めました。障害年金と精神障害者福祉手帳を申請。受給が決まり、手帳を手にしたことで、ようやく自分の足元を固めることができた気がしました。
それから30歳になるまでの3年間は、その遠い地で出会った友人や仲間、そして心から尊敬できる人たちに囲まれ、あえて「のほほん」とした生活を送りました。 それまで必死に「普通」を装い、自分を追い込んできた私にとって、病気を受け入れ、ありのままで笑い合える仲間と過ごす時間は、何物にも代えがたい「心の休息」となりました。
あの穏やかな3年間があったからこそ、私は一度折れかけた心を立て直し、再び前を向くエネルギーを蓄えることができたのだと感じています。
3. 30代の再出発。障害を隠して働いた「クローズ就労」の限界
30歳になり、私は実家に戻りました。そこから始まったのは、再び自分の障害を伏せた状態で社会に参加する「クローズ就労」の日々でした。
人材派遣のコーディネーターや大学研究室の受付、大手企業の請負業務。責任ある仕事を任される一方で、常に「バレてはいけない」という緊張感に晒され、どの職場も長続きしませんでした。 「自分はなぜ、人と同じようにできないのだろう」 その答えが出たのは、実家に戻り、通院先のドクターから「発達障害」を指摘された時でした。
4. 障害者枠での就業と、突然訪れた「夫との別れ」
自分の特性を理解した私は、そこから「障害者枠」での就労に切り替えました。配慮のある環境で長く勤め、私生活では結婚。ドクターの許可を得て子宝にも恵まれ、平穏な幸せを掴んだかに思えました。
しかし、人生は何が起こるか分かりません。夫の急逝。 一人で子を育て、介護保険制度を利用する高齢の母を支えなければならない現実が、一気に押し寄せてきました。有給をすべて消化して退職し、「これからは、絶対に自分に嘘をつかなくて済む場所にしよう」と心に誓ったのです。
5. なぜ私は「わっはっは」を選んだのか?
育児と介護を両立させなければならない私にとって、次の居場所選びには「自宅から自転車で行ける距離」であることが絶対条件でした。 小学生の息子の成長を促し、母のケアも欠かせない毎日。そんな中、近所にあった「わっはっは」は、まさに私にとってうってつけの場所でした。
さらに、IT企業が母体であること。これから社会で生きていくために、PCスキルを磨き直したい。その「通いやすさ」と「将来への希望」の両方が揃ったのが、この作業所だったのです。

6. IT特化型だけど安心!「わっはっは」のスタッフとお人柄
実際に通ってみて一番驚いたのは、スタッフさんの「謙虚で丁寧な」お人柄でした。 指導員の方々はPC操作のプロフェッショナルですが、福祉施設特有の「指導してあげる」という上から目線の空気感は一切ありません。 利用者一人ひとりを一人の人間として、また共に仕事をする仲間として尊重し、謙虚に接してくださいます。
母体企業の社長さんも時折顔を出してくださり、全体の様子を優しく見守ってくれる安心感があります。この開放的な雰囲気が、初心者の私でも気負わずに通い続けられる大きな理由です。
7. PC初心者でもノビノビ定着できた6つの理由
「わっはっは」には、私のような超初心者でも無理なく続けられる環境が整っています。
- 利用者一人に一台の専用PC: 自分のペースで作業に没頭できます。
- 丁寧なステップアップ: 電源の入れ方からタイピングやデザインのスキルアップまで、着実に進められます。
- 新鮮で刺激的な課題: 「Canva」を使ったクリエイティブな課題は、毎日の大きな刺激です。
- 心に染みる美味しいお弁当: 近所のB型事業所が作ってくれた温かい食事をいただける幸せを噛みしめています。
- メリハリのある休憩: 午前・午後に10分、昼に1時間と、しっかり休めます。
- 心地よいパーソナルスペース: 観葉植物のある広い空間で、リラックスして集中できます。

8. 通所ペースの作り方と、家族に伝える「仕事」の形
現在は週3日の通所。小学生の息子には、ここを「お仕事に行く場所」だと伝えています。毎日「お仕事」へ向かう私の背中を見て、子どもなりに何かを感じ取ってくれているようです。
自分の時間の使い方が下手で苛立ってしまう日もありますが、そんな自分も受け入れながら、スタッフさんと相談して一歩ずつ進んでいます。
9. まとめ:今の私から、一歩を踏み出したいあなたへ
B型作業所「わっはっは」に通い始めて、生活に心地よいメリハリが生まれました。 なまっていたスキルを磨き直し、新しいデザインに挑戦する。その一つひとつが、私の自信を取り戻させてくれました。
もし、あなたが過去の挫折や今の環境に悩んでいるなら、まずは自分にぴったりの「距離」と「環境」を探してみてください。 「わっはっは」のような温かい場所が、あなたの新しい人生の拠点になってくれるはずです。





